2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句の部屋(シリーズ4)

50代後半に、本社を退職し子会社の役員になりました。この時期も忙しかったのですが、本社ほどではなくなり、気持ちにもゆとりができ、週末には自宅から近くの森や手賀沼までウォーキングに出かけ、自然に接するうち、再び本格的に俳句を詠む生活が戻りま…

俳句の部屋(シリーズ3)

〇世界最短定型詩の快感 五七五の17音が定型の世界で最も短い詩。遊びと言いながら、そう言われているのも確かです。ここで大事なことは「短いことがいいことだ」という特徴です。五七五の言葉のリズムと短い言い切りがおしゃれで、目にも耳にも心地良いの…

俳句の部屋(シリーズ2)

〇俳句は-粋を競う-言葉遊び 学問的な正確性には欠けますが、もともとが「言葉遊び」から生まれたことを簡単に振り返りましょう。室町時代に連歌という言葉遊びが、知的階級の人々の間で流行りました。しりとりとは違います が、音ではなく、韻や意味を繋…

俳句の部屋(シリーズ1)

① 俳句入門 最近、TVのバラエティで、芸能人が俳句を作り、プロの先生が少し手直ししながら、順位を競ったりしています。従来の年寄達のそれとはちょっと違う、手軽な俳句ブームが来ているようです。 ご承知の通り、教科書的には、俳句は5・7・5という…